個人的なBE PROUDの解釈

以前マシュマロから投げていただいた、私にとってBE PROUDはどう想うのか~という質問のお答え?です!当然ですが蘭春前提の話になります。いつもながら私の個人的な解釈で語ってます。

(記事自体は3年前?くらいに書いたもので再掲、若干加筆修正したものになります)

🍤🍤🍤黒崎蘭丸の弱さについてめちゃくちゃ語ってるのでかっこいい彼しか好きじゃない!って方は読まない方が良いです!🍤🍤🍤

 



私がBE PROUDを初めて聴いた時のツイッターで呟いた感想は
「黒崎蘭丸という人間そのものを表した曲」でした(過去ツイ探した)

これは私だけが抱いた感想じゃないと思うんですが、この曲は私が6年間ずーーーーっと抱き続けていた黒崎蘭丸像が、まんま曲になったって思いました。なんだろ、弱い部分から、大切な人と出会って変わっていく様がなにもかも。
色々話したいことはあるんですが、すっ飛ばします。私はASの蘭丸ルートで1番心に残ったというか、引っかかったというか、貫かれたシーンが、彼が春ちゃんにぽつぽつと零した本当はずっと抱えていた自分の弱い部分を吐露する場面でした。

「裏切られることが怖かった。けどそれは相手のせいにして自分が傷つくことから逃げていただけ、本当は自分は弱い人間だ」
「自分は独りで大丈夫だと思っていた。いつしか周りもそう思うようになり、誰にも助けを求められなくなった」と
すごく重要なシーン!みたいなわけでもなく、サラッと流されたようなシーンでもありましたが、AS発売してプレイして以来、1番この部分が引っかかっていました。

本当は、誰かに助けて欲しかったんだ、って。

ランラン自身も、周りからそう言われて独りで生きていく覚悟があるなら自分は強くなければいけないと、孤独を我慢しなくては、と、どこか思っていたんですよね。でもそんな虚勢を張りすぎて、周りからも独りで大丈夫だと思われ強いと思われ本当は助けて欲しかったのに。
ランランは、おれについてこい、と一見強引に見えがちのキャラですが、実際は「傍にいてくれ」「一緒に過ごしたい」「もしも」って不確信なことは強気になれない実はものすごい繊細な人だなって思います。

かっこいいとか、ロック一筋とか、ブレない芯があるとか、かわいい部分があるとか、ある意味表面で見てぱっとわかる彼の良い部分はもちろん大前提の話で、
私が一番彼に抱いていたイメージは「本当は弱いのに、彼の性格の優しさが邪魔をして誰にも弱音を、本音を言えず1人で抱え込むのが黒崎蘭丸」
でした。彼の表面からじゃ見えない部分に、言ったら私は黒崎蘭丸のかっこ悪い部分に人間としての魅力をすごく感じています。そんなところが好き。

人と距離を置いていたのも、結局自分が原因でバンド仲が拗れたり、自分と関わることで傷つく人がいるなら、独りでいようと、誰も傷つけまいとする彼の優しさからだし、後にカルナイを結成するのにもここら辺の心理は大いに関わっているのかなと私は思ってます。
カルナイをやると決めたのも、そういう不安な心理よりも3人と声を合わせる期待の方が大きくなったのかなと私は解釈してます。ここら辺ははっきりとした描写がないので妄想ですが。

音楽を前にした時は、気丈に振舞っているわけではなく、本当に純粋に何もかも忘れて没頭できるものだったのかなと。曲でも「歌の海に逃げゆく」と歌ってますが音楽に「救い」を求めていて、救いを求めることを「逃げ」と表現しているところが本当にどこまでも黒崎蘭丸だなって思います
御曹司時代、家に頼っていたことを彼はずっと甘えだと言っているのも。それがダメだったわけでも驕りでも後悔でもなく、そういう事実というか。小さい幸せにすら気づけなかった過去が彼にとって「甘え」だったのかもしれない。


「過去の刹那」
上京したのが15歳で、その年齢の数年って本当に長くて、その間たくさん人に裏切られ、傷ついた過去を「刹那」(極めて短い時間、という意味です)と表現するほど、彼は曲中に出てくる天使さんや暖かさ達に出会って、考えがそう変わったっていうことなんですよね…

人生のうちのたった一瞬の短い時間、なにを拘っていたんだろう。

「過去の刹那に牙を向けてた」ってそういうことだと私は思いました。

変わった今の自分だからこそ、そう思えるんだよね…


人生生きていく中で、辛かった出来事が一瞬に感じられるくらい眩しい未来が、輝いてる道が今のランランにはきっと見えてるんだって思いました。

音楽は自分のすべてだという彼が、音楽に乗せて自分の、汚れた過去やこれからの決意、望み、覚悟を全てを語る。
ただ歌うだけじゃなく、この曲を黒崎蘭丸として世に発表する意味。ライブで歌う意味。
この意味の大きさ、重い。決意が。
いままで黒崎蘭丸の弱い部分は春ちゃんとか、事務所の人間とか、「関わる人間」しか知らなかったことだけど、曲として世に出すということは「ファンに知って欲しいこと」になったんじゃないかなぁって。思っちゃいます。

恋愛の曲って感じじゃ、ないんですよね。

この曲は「対ファン」だと私は思ってます。

プリツイでも言ってたけど「おれみてぇな、ばか野郎をずっと応援してくれるおまえらに感謝してる。」って、なんかもうその言葉がすべてかなって思ってます。ファンのことを「誇り」と言ってくれる人です。

そんで、ファンに知って欲しい(仮)と世に発表した曲のタイトル「BE PROUD」は、日本語に訳すと「誇りに思う」

彼は過去を見ないふりするわけでも、恨むわけでもなく「誇りに思う」こと、大切な人と出会って、ちゃんと自分の軌跡はこうなんだと、言ってしまえば汚かった過去にすらそう思える、そしてそんな自分を知って欲しいと、そんな風に変われたのかなぁ。



ほとんど憶測で語ってるので、この曲のルートがあるなら楽しみでもありドキドキでもあります。そしてまだ明かされてないNo.1のエピソードもやっぱりBE PROUDは恋愛ルート、No.1はアイドルルートみたいな感じなのかなぁ。この2曲がドルチェに使われるのかは分かりませんが…

でも曲の真相をゲームで知れなくても、曲だけで私はここまで解釈できるので十分満足している部分もあったり。

もちろん背景を知る機会があるならその方が嬉しいですけど!

曲だけで彼のことが分かるってことは、本当に彼の意図する「説明するより感じろ」そのものなのかなって思います。