AW深読むよ
AW深読むよ
私は闇がなければ光は存在しない、雨が降らなきゃ虹は出来ない論がめちゃくちゃ好きなので、アイドルしてない彼らがどう生きていくのかって考えたときに、つまり七海春歌と出会わず、柵を抱えたまま救われることもなく生きるのかと考えるとアイドルしてる彼らが好きな私にとってはやはりIFの世界はすこし闇に近くて、それを公式でやってしまううたプリ怖い好きってなるわけでござい。
彼らのおいたち全てがIFではなく途中までは同じだからこそ、きっとこの世界でも黒崎蘭丸の家は没落してるし死神と呼ばれているし、真斗は敷かれたレールの上を生きることに絶望している中きっと春ちゃんとは出会ってるし、みんなアイドルを目指す、アイドルとしてデビューする前の世界線までは恐らく同じなのに、この先春ちゃんと出会う未来がないのは私には相当闇。
今の彼らがあるのはやっぱり七海春歌との出会いがあったからこそだと思っている人間なので。
でもそんな世界があったら怖いという恐怖があるから、今アイドルやってる彼らが今の時代に生きてて本当よかったって心の底から思う。え、だって自分の人生に置き換えて考えて、今の自分の人生で彼らと出会えてない自分って想像できないじゃん。うたプリがなかったらどう生きてた!?そもそも生きてる?
もううたプリないとどう生きていいかわからん
彼らがアイドルやってて、出会えてよかった…人生楽しく生きてる今は彼らと出会えたおかげ…
っていうのを、この世界に触れて本当に心の底から思いました。
【黒展示ネタバレとか考えとか】
白の子達は仮にアイドルを目指さなくても、本意であれ本意でなかれ敷かれたレールがあるけど、黒の子達はアイドルを目指さなかったらレールすら、本当に何もないんだってこと それが歌詞の[あらゆる幸福論もそこ以外には宿らない]のが黒なんだなって。「そこ」っていうのは私は「アイドル」になるということだと思ってるんだけど…結局アイドルになった自分が一番救われているんだなと気づけているというか。とくにレンくんの「いまアイドルじゃなかったら性格が違っていたかもしれない」というところに強くそう感じた…
あとデジャヴの意味。黒の子達はやっぱり途中までの人生が現実と同じだった。どの世界に生きてもアイドルになる手前、アイドルを目指す手前、つまり春ちゃんと出会うまでは現実もIFも同じ人生だった。から。IFの世界もデジャヴ【既視感】なんだなって思った。
黒の子達は「最初から音楽の道しか無かった」のに「夢を叶えられていない」世界があのifのワールドで しんどい みんな小さい頃からアイドルや歌手になること夢見てた、諦めなきゃいけないのに諦めきれなくて気持ちに麻酔して辛くないふりしてる子達で
「小さい頃からアイドルや歌手や音楽に関わることを夢にしてた」子達が黒の子達だったんです…その子たちはあのifの世界では夢が叶っていない…
現実でもifでも出逢うべく出逢う夢だったんだ。
そしてifは「後悔するなと語かけてるデジャヴ」
あーー
白の子達は、大きなきっかけがなければ、アイドルや歌手という夢に出逢わなかったかもしれない。そして出会わなくても、何かしらの生き方は出来た。けどそれは、アイドルではない。
このIFの世界の音也は手を洗う鏡の前が嫌いなままだし、トキヤは完璧というものに囚われすぎているし、嶺二は笑顔の仮面かぶったままだし、レンくんは生まれなければ良かったと思ってるし、黒崎蘭丸は裏切られ続けて人を信じられないまま…
アイドルにならない選択をしてたら、アイドルという道に人生抗ってまで勝ち取れなかったこの子らは、その先を知ることもなくあの世界のまんまだったんだなって思うと…
つらいししんどい…それでも、確証された未来がないけど、全てを捨ててまで賭ける「価値がある」っていうのがさ~~~~~~ウオオオ…全てに抗っても夢を勝ち取らなければいけなかった…結果今があるんだもんね。途中まで一緒の人生だからこそ諦めないでくれてよかった、アイドルになってくれて良かったと思う気持ちが大きい。
ランランに至っては諦めてるわけじゃないのにどうも運がついて回ってない感じなのが余計しんどいなって。バンドやってて幸せになれんのかな。黒崎蘭丸はシャイニング事務所に入って「本意ではなかったけどアイドル」にならなかったら今の人生無いからな。ずっと壊れるもんだと思ってたものが壊れないものもあると証明してくれたのは春ちゃんの音楽と、カルナイのメンバーだからな。ああ辛いな。
彼らの幸せを、私たちファンがこうだと決めつけることではないので「アイドルになったから彼らは幸せ」とは言い切れないけど、彼らが「今の自分たちが一番輝いてて、やりたいことやれてる、幸せ」だとこっちに発信してくれるなら、そうなんだなって思える。
「あらゆる幸福論もそこ以外には宿らない」
うん そう言うならそう思っていいんだ。よかった。